2017年 三段峡紅葉レポート

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●2017年11月5日 樽床ダムは霧の中 そして,青空

 ここ数年,三段滝をおもに訪れているが,今日は最上流部の三ツ滝から娘滝を撮ることにした。今日は,あまり目立たない存在であり,そのためこれまであまり撮っていなかった,娘滝の撮影をおもな目的とする。この場合,樽床ダムからアクセスする方法と,餅ノ木からアクセスする方法がある。時間に余裕があれば三段滝にもアクセスしやすいので,餅ノ木へ向かうことにした。
 昨日,中国山地山間部から山陰地方にかけては,ときおり激しく降ることもある雨天であった。一転して,今日の天気予報は「晴れ」である。雨の翌朝は,濃い霧が発生する可能性が高い。三段峡へ向かう朝,川沿いの山々はいつも以上に濃い霧に包まれていた。この霧を見て,行き先を変更。まずは,樽床ダムへ向かうことにした。

樽床ダムと,ダムによってつくられた聖湖は,ともに深い霧に包まれていた。

Kodan DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED

 やがて,朝日が少しずつ強くなってくる。

Kodan DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED

 ダムから見下ろせば,水面から立ち上る霧が輝いているのがよく見える。霧は,目に見えて晴れていく。

Kodan DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED

 振り向けば,青空。聖湖は順光となり,青空と雲,そして紅葉した山々が,鏡のような水面にくっきりと写っている。このあたりの紅葉は,まさに見ごろである。

Kodan DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED

 あまりにもの美しさに,もういちど,ダムから見下ろす。
 霧はすっかり晴れて,強烈な朝日が,木々の影をくっきりと描いている。

Kodan DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED

 青空と紅葉の組みあわせは美しく,見飽きないものであるが,今日の目的地へ急ぐことにしよう。

Kodan DCS Pro 14n, SIGMA AF 14mm F3.5

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