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●2010年11月03日 三ツ滝を横から撮る
三段滝は，三段に見えなければ意味がないかもしれない。そのせいか，展望台の上，すなわち正面から三段滝を撮ったり眺めたりする人は多い。だが，展望台から少し降りて，滝を横から眺めるようにすれば，滝までの距離も少し近く，背景の紅葉もより密集して見えるようになる。こちらから見る方が，美しいと思うのである。
Mamiya Universal Press, Mamiya-sekor 75mm F5.6, E100VS (2010/11/13)
さらに餅ノ木方面へ向かう遊歩道を見れば，ちょうどきれいに紅葉した木が，滝にかぶさっているように見える。背景に滝が見えるようにして，この葉を接写しようと考えた。ところが，どっこい。そこからの遊歩道は，きわめて狭くなっている。こんなところに三脚を立てるのは，迷惑以外の何ものでもない。時刻が早く，まだほとんど人がいないのならばまだしも，すでに三段滝を訪れる人はそれなりに増えている。団体さんらしき列が途切れたところで，邪魔にならない三脚の置き場をさがす。その結果，遊歩道の外側，ちょうど真下に大きな岩があり，三脚を伸ばせばそこまで十分に届くことがわかった。1本の脚をその岩に載せ，残りの2本は短いままでローアングル用にめいっぱい開き，遊歩道の柵にひっかける。これで，遊歩道内には1cmたりともはみださずに三脚を安定させることができた。
そうはいっても，人がすれ違える程度の幅しかない遊歩道である。三脚を立てた場所は遊歩道が少し膨れているのだが，それでも撮影は手短に終えてしまわねばなるまい。まあ，三段滝から餅ノ木方面へ歩く人が比較的少ないのが幸いというべきか。
